macOS CatalinaにiTunes 12.9.5.5をインストールする方法

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本日リリースされた「macOS 10.5 Catalina」から「iTunes」が無くなり、「Apple Music」「Apple TV」「Apple Podcast」にそれぞれ引き継がれました。

iPhoneなどのiOSデバイスの管理は「Finder」で行うようになります。

ただしiTunesで管理したいと思ってる方もいるかと思うので、今回はCatalinaにiTunes 12.9.5.5をインストールする方法を紹介します。

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Appleから配布されているMac向けのiTunes

Apple Support
ダウンロード - iTunes for Mac 12.8.2 - Apple サポート (日本) このアップデートは、iTunes でメディアを他社製の AirPlay スピーカーから再生できない問題を解決します。また、App も一部改良され、パフォーマンスも向上します。

Mojave 10.4.6にバンドルされているiTunesは12.9.5.5ですが、Appleからは配布されていません。

配布されている最新バージョンは「iTunes 12.8.2」です。

ダークモードにも対応していません。

あわせて読みたい

MojaveでiTunes12.9.5.5のpkgを作成する

Mojaveからダークモードに対応したiTunes 12.9.5.5をシェルスクリプトでパッケージにします。

SIPを無効にしないとできないかと思うので、過去記事を参照してください。

Will feel Tips
macOS CatalinaでApp Storeが使えるiTunes 12.6.5をインストールする方法 | Will feel Tips macOS CatalinaにApp Storeも使えるiTunes 12.6.5.3をインストールする方法

Link:iTunes12.9.5.5_for_Catalina.zip

iTunes12.9.5.5_for_Catalina.zipを展開すると

「create_iTunes_12.9.5.5.sh」と「iTunes12.9.5.5.pkg」の2つのファイルが入っています。

「iTunes12.9.5.5.pkg」は私がクリーンな状態のMojave 10.14.6上で作ったものです。

そのままCatalinaでインストールすると「iTunes 12.9.5.5」がインストールされます。

iTunes12.9.5.5.pkgの作成方法

ターミナルを使って「create_iTunes_12.9.5.5.sh」を実行します。

Downloadsディレクトリにあると仮定して

cd ~/Downloads/iTunes12.9.5.5_for_Catalina
sh create_iTunes_12.9.5.5.sh

これでデスクトップ上に「iTunes12.9.5.5.pkg」が作成されます。

(root権限が必要なのでパスワードを入力する必要があります)

中身

#!/bin/sh

mkdir ~/tmp
cp -prv /Applications/iTunes.app ~/tmp/iTunes.app
sudo plutil -replace CFBundleGetInfoString -string 'iTunes 13.9.5.5' ~/tmp/iTunes.app/Contents/Info.plist
sudo plutil -replace CFBundleShortVersionString -string 13.9.5 ~/tmp/iTunes.app/Contents/Info.plist
sudo plutil -replace CFBundleVersion -string 13.9.5 ~/tmp/iTunes.app/Contents/Info.plist
sudo plutil -replace CFBundleVersion -string 'iTunes 13.9.5.5' ~/tmp/iTunes.app/Contents/version.plist
sudo plutil -replace CFBundleShortVersionString -string 13.9.5 ~/tmp/iTunes.app/Contents/version.plist
sudo pkgbuild --component ~/tmp/iTunes.app --install-location /Applications ~/Desktop/iTunes12.9.5.5.pkg
sudo rm -rf ~/tmp


exit 0

cpコマンドの-prvは以下の意味です。

-p:パーミッションを保持
-r:フォルダ内をコピー
-v:進行状況を表示

13.9.5.5、13.9.5にしてるのは、そのままだとCatalina上でiTunesを開くことができないためです。

MacRumors Forums」こちらのフォーラムを参考にしました。

ただ、見てもらうと分かると思いますが「macOS Catalina」で「Finder」がWiFi経由でデバイスに接続することがあるようです。

「AppleMobileDeviceHelper」を停止させる必要があるとのことなので、フォーラムの続きを確認してみてください。

iTunes Library.itlをバックアップしておく

iTunes 12.9.5.5をインストールする前に、過去のiTunesをインストールしていた方は「~Music/iTunes/iTunes Library.itl」をバックアップしておいてください。

もし何らかの不具合があったときに元に戻せます。

新規でインストールした場合は、iTunesを起動すると自動的に作成されます。

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コメント

コメント一覧 (7件)

  • Catalinaへアップデートしてから、プレイリスト問題で困っていましたが、おかげさまでiTunesを再インストールして駕ぐことができました。ほんとに助かりました、ありがとうございます!

  • 助かりました。本当に提供していただきありがとうございました!

  • 新しくiMacを購入したら、古いiMacからのiTunesの情報の移行ができなかった(iTunesとMusicでディレクトリー構造が異なるため、音楽の再生回数などの情報が書き込まれている iTunes Library.itl とやらが読み込まれない)ので非常に困っていたんですが、これで解決しました! 本当にありがとうございました!

  • ミュージックが使いにくかったので、とても助かりました。
    pkgまで作って頂いて、ありがとうございます。

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